長野県の北部、下高井郡山ノ内町の山里に、高井富士畜産組合が管理するすき亭専用牛舎があります。自然豊かな山をそのまま活かした広大な放牧場では、心地良い環境づくりと厳しい衛生管理のもと、牛たちがストレスなくのびのびと暮らしています。「りんごで育った信州牛」の特徴である餌は、りんごをはじめ、おからや酒粕等、地元の食品会社からの副産物。添加物は一切加えず、餌の品質・衛生管理にも細心の注意を払っております。
すき亭用の牛の肥育を担当する月岡昭二さんは、平成20年度信州食肉マイスターとして認定されたこだわりの生産者です。当店では頻繁に月岡さんの元へ足を運び、より質の高い牛肉の生産に向けて協力関係を築いてまいりました。月岡さんが丹精込めて肥育した最上級の牛を1頭買いし、本店のお食事をはじめ、お弁当、お惣菜、お土産製品として、皆様にお届けしております。
中間流通を介さないことで、高品質なお肉をご提供できるだけでなく、誰がどのように育てたのか、生産者の人柄までお伝えできる牛肉専門店でありたいと思っています。
当社の「りんごで育った信州牛」は、生まれた子牛に1頭ずつ耳標(個体識別番号)がつけられ、牛肉製品になるまで番号が引き継がれます。この個体識別番号を調べることで、誰がどこで、どんな飼料を与えて育てたのか、どんな検査を受けて結果がどうだったか、生産履歴情報が詳しく分かるようになっています。また、各都道府県の公的機関による厳しい基準のもと、合格した枝肉のみが流通段階に入ります。