すき亭本館は、店主が近隣および全国から集めた銘木を用いて造り上げた純和風の建物です。各お部屋の用材には、欅、杉、檜、槐など樹齢700年を越えるものもあり、そのほとんどが寺院や神社に生い茂った由緒ある大樹です。そのため、特に老練な職人が選抜され、伝統の技が建物のすみずみにまで駆使されております。
窓辺から裾花川をのぞむ控え間付きのお部屋。床柱には山形県産樹齢500年の欅を、床板には新潟県産樹齢700年の欅を使用。
柱、長押、廻し縁、天井板に神代杉を使用。床柱に神代杉の枝を用いております。欅の間と同様、裾花側に面した控え間付きのお部屋になります。
洗心亭正面のお部屋。新潟県産樹齢700年の檜と木曽赤沢美林産樹齢400年の檜を使用し、床板をのぞき総檜で仕上げております。
個室のお部屋の中で唯一、テーブル席をご用意しております。長野市・下高井郡山ノ内町の松を床柱や床板、窓枠、廻し縁に使用。
床柱、床板、落掛、窓枠に希少な槐を使用。長押しや天井板には神代杉を使用。柿の間と2間つづきでもご利用いただけます。
洗心亭をのぞむお部屋。床の間まわりに下高井郡木島平村・飯山市産の縞柿を用いております。槐の間と2間使用可能です。
椅子席と桟敷席をご用意しております。ご予約以外のご昼食・ご夕食でお気軽にご利用ください。腰板・格天井の格子に下高井郡山ノ内町の神代杉を使用しております。
16～50名様の宴席にご利用いただける本館二階のお座敷広間。神代杉や檜を贅沢に用いており、皇室はじめ貴賓をお迎えしてきた格式あるお部屋です。
※本館二階のお部屋と広間はサービス料をいただいております。
※一階ホールは全席禁煙とさせていただいております。
本館前庭に立つ「洗心亭」は、明治21年から73年間、信州渋温泉の大湯として親しまれてきた建物です。昭和36年、取り壊しにあたってさる篤志家がこの結構を惜しみ、払い下げをうけて保存してきました。重層寄棟造りの姿をはじめ、4つの唐破風、四面にめぐらした格子が建物の特徴をなしています。昭和48年7月、すき亭開店の翌年に、山ノ内町渋在住の棟梁のもと、従来通りくぎを一切使わない工法で移築復元に至りました。歴史的に価値あるこの建物は、現在、茶室として利用されています。
※平成24年、本館とともに、第25回長野市景観賞奨励賞を受賞。
